SAS(SHIMONOSEKI ADD ー VENTURE SUMMIT)に参加してきました!

 1月20日(金)に下関で開催されたSAS(SHIMONOSEKI ADD ー VENTURE SUMMIT)に参加してきました。(時間の都合上、午前中のみ)「地域とスタートアップによる地方創生サミット」というテーマで、下関や山口県を中心とした経営者、起業家、各種団体が参加するイベントです。
 午前・午後と様々なゲストが登壇し、トークセッションが行われていましたが、私は本イベントの目玉であるディー・エヌ・エー会長の南場智子さんGO代表取締役の三浦崇宏さんのキーノートセッションに参加しました。

セッションを聞きながら、メモした内容を一部抜粋すると、

  • リスト・DXはデジタルが注目されがちだが、DXのXは「トランスフォーメーション=形を変える」ことも重要であること
  • リスト経験と感性が多様化した組織が強い。同一性の解消が重要であること
  • リスト地方創生の一つの方法として、大学などの研究機関と共により専門特化したものを育てていく。「この地域はこれだよね!」と言われるような、メッカをつくることが良いのではないか
  • 地方の起業家も誇りとプライドを持つこと

以上のような内容で、地方創生とスタートアップをテーマにテンポよく話が展開され、あっという間に1時間が過ぎました。

その中でも印象に残ったお話が2つ

 「地方ではイケてる同世代の仲間を作りにくいよね!」というお話。私自身も同世代の起業家や経営者の方ってあんまりいないなと思っていたので、「ウンウン確かに!」と頷きました。
ではその課題をどのように乗り越えていけば良いか?
・人脈づくりで名刺をばら撒くのもいいけど、それよりも自分自身の専門化をより深ることでプッシュ型ではなくてプル型で周りとの関係構築ができるようになったら良い
・自ら発信を強めて、特定の分野の渦の中心にいるようにすれば良い
 私自身は、士業の立場として、多くの経営者の方と接する機会がありますが、自分自身の専門性やスキルを高めていくことで、「あの人、アレに詳しいらしいよ」といった感じで、良い意味で噂が広がっていくような実力と実績をつくっていくことが大切だと思います。また、地方に同世代の仲間が少ないといっても、同じ市内でも「この人凄いな」と思えるような同世代や年下の起業家・経営者も一定数はおり、そういった人たちと同じ目線で共鳴し合えるよう、日々努力していきたいと思えたお話でした。

 南場さんが「これまでの人生で一番良かった意思決定は、結婚したことと起業したこと。起業してから大変なことも多かったけど、毎日つら楽しい。つら楽しくないと本当に楽しくない。
経営の第一線で戦ってこられた方の言葉は、深く重く、今回のトークセッションで最も印象に残った言葉でした。
 ふと何年か前に、サイバーエージェントの藤田社長、幻冬舎の社長の見城徹さんの共著で出された、「憂鬱でなければ、仕事じゃない」という本を思い出し、当時、この本のタイトルを見た時に、第一線の経営者は「夢がないのか」と率直に思った記憶がありますが、むしろ本質は逆で、憂鬱・つらい・難しいことを乗り越えることが仕事の醍醐味であること読者に伝えたかったことなのでしょう。
 「起業をし、経営者になることで、この楽しさを味わうことができるよ」と起業の背中を押す言葉でした。

 ここ最近、WEBでのセミナーが増え、どこにいても参加ができる便利な世の中になってはいますが、やはり実際に同じ空間を共有して、生の声や熱量を感じることも大切だなど感じます。また今回のイベントでは、自分が想像していたよりも多くの参加者がおり、山口県に、地方創生・スタートアップに関わるひとがこれだけ多くいるのか!と驚きました。
 個人事業主としてスタートアップした昨年から、今年は視座を高く、志をもって進みたいと思いますし、士業の立場として、地方創生に関わっていくことも一つの使命だと新たためて思わされる1日となりました。

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