FUTAGO事務所通信(Vol.10_202307)

※以下に本文の内容を掲載しております。読みやすいほうでご覧ください。

目次

ごあいさつ

 いつもFUTAGO事務所が大変お世話になっております。
 4月~7月は社会保険労務士事務所にとっては1年で最も忙しい繁忙期となります。入社や退職者が多いことに加え、1年に1回の労働保険の年度更新や社会保険の算定基礎、賞与の支払いなど、通常業務プラスアルファの業務があります。
 そういった繁忙期に対応できるよう業務体制を強化するため、事務職員を1名採用しました。来月号では新入職員の紹介をさせていただきたいと思います。
 行政書士事務所の方は、1年を通して繁忙期というものはありませんが、現在、補助金の案件を複数いただいており、忙しく働かせて頂いております。

ホームページをアップデート

 FUTAGO事務所のホームページを大規模アップデートいたしました。事務所開設に至った経緯や事務所名の由来に関することを話しているインタビュー動画を載せております。
 友人に撮っていただいたのでかなりフランクな口調になっておりますが、ご興味がございましたら、ぜひご覧にいただけると嬉しいです。

労務管理ソフト「社労夢」の障害について

 先月、当事務所が使用している労務管理ソフト「社労夢」のサーバがランサムウェアに感染し、通信障害が発生する事件が発生しました。平素より社労夢を使用し手続きの代行をさせていただいている事業所様には、大変なご不便とご迷惑をおかけし申し訳ございません。
 現在、「社労夢」ソフトのサービスが限定的に復旧し、手続きなど行えている状況ですが、未だ完全復旧に至っておりません。幸いにも個人情報の流出はないと確認が取れておりますが、皆様にご迷惑がかかることがないよう、改めて個人情報を扱う事務所として、リスク管理・対策を強化していく所存です。今後も動きがありましたらご報告させていただきます。

 社会保険労務士向けのシステムを手掛けるエムケイシステムは、ランサムウエア(身代金要求型ウイルス)によるサイバー攻撃を5日に受けたと発表した。

1週間以上が経過した13日午後3時の時点で、同社のホームページや、給与計算や社会保険の手続きを支援するクラウドサービス「社労夢」のサイトが接続しづらい状況にある。

 エムケイシステムによると、社労夢は社労士向け業務システムでは国内トップシェア。管理事業所数は約57万という。発表によると、5日早朝にデータセンターのサーバーがダウンしたことから調査を開始。不正アクセスの可能性が発覚したことから、関連するインターネット回線を切断した。

 不正アクセスを受け、5日に対策本部を設置して警察に通報したほか、8日には個人情報保護委員会へも報告した。8日時点で個人情報の流出は確認していなかったが、流出の可能性を考慮したという。業績への影響は現時点で未定としている。

 エムケイシステムは13日の日本経済新聞の取材に対し、「サイバー攻撃に関する問い合わせは受けない」と回答した。

(以下、日経新聞記事抜粋)

国(経済産業省)の補助金について

 今回は、国の補助金について改めてご案内です。
 年度が替わると制度の内容が変更になることがあります。例えば、事業再構築補助金の場合、令和5年度から売上減少要件の無い「成長枠」等が新設されました。他の補助金でも、社会情勢に合わせた特別枠が設けられることがあります。以前は要件を満たさなかった場合でも直近の公募回では要件を満たす可能性もありますので、活用したいものがありましたらぜひ一度ご相談ください。
 ちなみに、公募は年に数回行われますので、直近で申請が間に合わなくても次回以降での申請は可能です。ただし、予算の関係上、年度末の公募回になるほど採択率は下がる傾向がありますのでご注意ください。(※昨年末の事業再構築補助金(第9回)の採択率は45.5%でした)

<国(経済産業省)の主な補助金>

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補助金名称事業再構築補助金ものづくり補助金事業承継・引継ぎ補助金持続化補助金IT導入補助金
金額規模100万円~1億円750万円~2,000万円150万円~600万円50万円~200万円5万円~450万円
補助率1/2~3/41/2~3/41/2~2/32/3~3/41/2~3/4
直近の公募期間8月下旬開始予定
(第11回公募)
7月28日締切
(第15次公募)
8月10日締切
(第6次公募)
9月7日締切
(第13回受付)
7月10日締切
(第3次公募)
【事業再構築補助金】

 既存事業とは異なる新規事業で必要な経費が補助されます。補助額が大きいですが、申請の難易度が高く、採択率も50%前後です。
 建物費(新築・改修)も対象になりますので、新規事業のために工場や店舗を建設、改修するといったものにも使えます。

【ものづくり補助金】

 機械等の設備投資などに必要な経費が補助されます。
 対象となるのは下記の4つに関する設備投資です。
 ①新たなモノを作る、②既存のモノを新たな生産方法で作る、
 ③新たなサービスを作る、④既存のサービスを新たな方法で提供する
 採択率は事業再構築補助金に比べ10%程度高くなりますが、申請の難易度も高いです。

【持続化補助金】

 広告宣伝費や外注費などに活用されるケースが多い補助金です。小規模事業者に限定されるため、業種ごとに一定以上の従業員数がある事業者は対象になりません。(例:サービス業は5人以下まで)
ウェブサイト関連費は上限額に縛りがあるなど少し使いにくいです。

【事業承継・引継ぎ補助金】

 経営者交代やM&Aのタイミングに、それに伴う建物費や設備投資などが補助されます。なお、対象経費を活用する事業はデジタル化、グリーン化、事業再構築に資するものに限定される点は注意です。
また、経営者交代は2017年4月までさかのぼることができ、さらに今年度から、未来に承継予定の場合でも対象になる可能性が広がりました。
 加えて、事業再構築補助金やものづくり補助金では対象外となる診療報酬や介護報酬を受ける事業に使用する経費でもこの補助金は対象になります。医療機関や介護施設でも使える補助金と言えます。

【IT導入補助金】

 導入するITツールや導入支援業者を当補助金のホームページ上から選定し、導入業者が主導で申請手続き等を進めます。
 導入するITツールや申請枠によって、補助上限額が変わります。

※経済産業省のサイトでも各種お役立ち情報がご確認いただけます。情報収集におすすめです。

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